白鳥でございます。 オール・ザッツ宝塚!生徒さんたちの裏話も含めたヅカ馬鹿によるひとりごと日記です。
S18 娘役トップスターのあり方
以前からコメントを頂いている中で特に昨今の娘役の扱いについて憂いている方が多くその絶対数に差はあれど、男役だけでなく娘役にもファンが大勢いらっしゃるんだなぁ〜と今更ながら感じ入る今日この頃・・・そして今回ある方から頂いたコメントもあって今日は宝塚における娘役のあり方について書きたいと思う。
思えば創世期のタカラヅカの人気を二分していたのは天下の美女と評をとった雲井浪子と篠原浅茅という娘役だったんもんね〜。
男役という特殊世界が人気となり現在のタカラヅカの形成になったのちでも新珠三千代や八千草薫、浜木綿子に加茂さくら、初風 諄に遥くらら・・・パッと思いつくだけでもタイトルロールや1枚看板に成り得た娘役たちが多数いるが、と言っても初風・遥を除く前述の娘役スターたちは男役トップスターの相手役として存在してはいても、決して○組の娘役トップとしてそこに君臨していたわけではない。
もちろん時代背景も関係していて当時は男役でさえトップスターという称号自体なかった所以もあるが、娘役トップ(=毎回その生徒が主演男役の相手役を務めてフィナーレでは2番手男役の後に大階段を降りてくるという)という地位がハッキリと確立したのはまだ記憶に新しい事である(アタシの脳内レベルの記憶だが)
元々は昭和のベルばら初演ブーム以降、爆発的人気となったベルばら4強を中心とする、男役偏重主義・男役至上主義という名目のもと、娘役の扱いがぞんざい・等閑になったと事に対して宇佐見氏や白石氏ら当時の宝塚識者が意義を唱えてから、ややしばらくして娘役トップスターという地位が各組に必ず置かれるようになった。
男役トップと絶対的なコンビを組むようになったのは
花は若葉ひろみ
月は黒木 瞳、
雪は遥くらら
星は東 千晃
このあたりからだろうか。
但し、まだ2番手男役の前に大階段を降りたりするし、ポスターやプログラムの扱いも決して純然たる娘役トップとして扱われているわけではなかった。
それ以前だと作品内容やフィナーレの並びなどにその辺りが顕著に窺える。
男役同士の友情モノや相反モノ、男役同士がコンビ(汀&麻実)を組み人気を博し、フィナーレシーンも男役トップを中心に続く男役2・3番手が横に立ちそれを挟む型で主要娘役二人が並んでいるという構図が多い。
まずデザイン的にシンメトリー(左右対称)の方が舞台上の絵面的にもスッキリする。
男役同士の競演がファン心をくすぐり人気に拍車をかけるのもまた宝塚の真骨頂。
平成の時代でも安寿時代の花組は森奈みはるというれっきとした娘役トップは存在していたが、作品的には安寿・真矢の男役コンビが重点となり観客動員に貢献した。
但し森奈も実力・容姿的にも十分娘役トップの重責を果たしており彼女の存在を否定するという意味でない。
それに観客動員の増加と作品の質の向上とはまたちょっと別次元の話だから全てを一緒くたにするつもりは毛頭ない。
ただアタシは常々、娘役トップのあり方について???な点があった。
ゴールデンコンビと呼ばれるほど息がピッタリでまさしくお似合い!!であれば作品的に無理が無い限りは同一娘役がトップの相手役に扮しても一向に差し支えないと思う。
また複数回組むことによって息が合いこなれて来るという例もある。
ただ娘役トップをかならずヒロイン(相手役)に据えなければならない制限から無理矢理な設定を作る事によって作品に対して弊害がでるのが難であるというわけだ。
(ヒトが先か?モノが先か?宝塚は若干前者であるキライがあるが・・・)
例えばオスカル編のヒロイン!?にロザリーを配し無理矢理絡ませる事によって中途半端な作品にしたり、所謂ニンではない生徒にエリザベートを演じさせる暴挙に出る。
パッと見の見た目の判断や組構成にとらわれ過ぎて結局は【過去の名作】も駄作と化してしまう。
これは舞風や白羽の実力や存在を責めたり否定しているのではない。
スタッフ側の自己益に徹するあまり根本的なとこをを疎かにしてきた事に対しての警鐘である。
どういう弊害か?に対して分かりやすく例を出すために役や作品・実名をあえて書かせてもらったまでなので誤解なきように願いたい。

昨今は2番手以降はフリーレースで誰が次の主演男役になるかはわからない!だれでも就任できる可能性はあるというスタンスを貫きたがる劇団だが、ならばいっそ娘役も含めてフリーレースにすればよいのでは?とというのが今回のお題だ。
そうする事によって作品的にも幅が出るしスターの活性化にも繋がる。
そうなると娘役は行き着くところは男役トップの相手役という地位しかなくなるのではないか!?という娘役ファンからすればちょっと寂しいという点に行き着くが、では果たして宝塚に娘役トップという肩書き=立場は本当に必要なのか!?
なんとなくココ最近の流れに慣れてしまっていて、現月組の娘役トップ不在に対して心地悪さっていうか心持の悪さっていうかなんか背中のむず痒さに手が届かないけどいまどき家に孫の手は常備してないし、誰かに掻いてもらうわけにもいかず・・・みたいなキモチの悪さがあるっちゃ〜あるのだが、極論、アタシはナンダカンダ(思わずアキコカンダって書きそうになった)言ってもやはり宝塚は男役至上主義で良いと思うのだ!!
ただ安易にそういうシステムをとれば万事が旨くいくというわけでもない。
観客は悲哀に満ちた主人公の男と美しいヒロインががっぷり組んだ大悲恋グランドロマンも見たいと思うし、分別のある大人の男に純情可憐な娘が恋する悲しい恋物語も見たい。
本当に欲張りなのだ!
例えば『風と共に去りぬ』のスカーレットみたいな一種、特異なキャラは並大抵の娘役では演じおおせない。
逆に『誰がために鐘は鳴る』のマリアはラブシーンで『鼻が邪魔にならないのね!?』とサラっと言ってのけるが、それを相手役のロバート同様に観客も一緒になって『コイツ!可愛すぎるっ!!』と思わせる素地がなければ演じることが出来ない(こうなると演じるという言葉自体が嘘になるほどである)
要は作品にあった配役と変化に富んだシチュエーション(ショーも含めて)で、今月公演は1回観るだけだが次回公演はまた違った魅力が見つけられるからまた観に来たいっ!と思わせ通わせる事ができるかどうかだ。
古い話だが当時まだ娘役トップという地位が波及していなかった頃(別格のカンちゃんは除く)大 滝子主演『恋こそ我がいのち』の相手役レナール夫人には舞 小雪を配しマチルドを小松美保が演じた。
汀 夏子主演『丘の上のジョニー』では女子大生に城月美穂を配し妹スージーには東 千晃が廻った。
こういう臨機応変さが舞台に厚みを増してさまざまな相乗効果をもたらす事ができるように思う。
今の子達は決して実力的に昔に比べて劣っているわけではない!それを発揮する場を劇団自らが様々な柵によりつぶしてきたからだと思うのだ。

いまファンの間では次期星組トップ人事で持ちきりだが娘役トップの話題でも賑わっている。
下馬評では今回のバウでも組んだ夢咲ねねが組内昇格するという説や現在娘役トップ不在の月組から城咲あいが嫁入りする(だからこそのトップ不在の措置だと言う声も・・・)という説もある。
次期の人事についての情報は退団情報とはまた別でなかなか漏れないようになっている。
だからアタシも知り得ていない。
だが考えられる事がもうひとつある。
・・・星組も娘役トップを置かない(・・・というより今後は各組そうなる)という選択肢だ。
ただアタシは占い師でも人相見でもないので、当たった!外れた!という次元ではない事をご理解頂きたい(笑)

みゆきさん・黒猫さん・さやかさん・KMさん・もみじさん 今回もコメントありがとうございます!
ファンとしては発表までは悶々として日々を送ってしまいますよね〜。。。

今回頂いたコメントの中でご質問や訂正を下さいましたがちょうどアタシもこの事を書きたかったのであえて取り上げさせて頂きました。

アタシは最初に書いたように全てのジェンヌさんを尊敬し愛しています。
もちろん好みの問題はありますが、素を垣間見る事がある分、なおいっそう悪意を持った書き込みをしていないつもりです。
ただどうしても皆さんに真実を伝えようとすることで実名や多少面白おかしく書かせて頂く事もあります。
それでもすみれコードに引っかからないようにというより引き抜いてしまわないように心がけているつもりですでのどうぞご理解下さいますようお願い致します。

KMさん実はアタシはアナタのご贔屓のような娘役の方が好みです(笑)




コメント
この記事へのコメント
娘役
スワンサン初めまして。
私湖条さんから始まって、神奈さん、詩乃さん、麻乃さん、そして現在の遠野さんと一貫した娘役ファンです。
宝塚が男役至上主義なのは長年痛感しておりますし、仕方ないこととも思いますが。
宝塚には生徒を、スターを観にいくところ、という特色があります。
ファンは贔屓の生徒の成長或いは出世レースを楽しみに、若しくは我が事のように肩入れする傾向が顕著です。
トップ至上主義、作品至上主義は諸刃の剣でもあると思います。
良作が動員の大きな要因なのは確かですが、その為に生徒を駒のように扱うのは、
ある意味宝塚の四季化であり、宝塚の特色を損なう恐れが無いとは言えません。
私は贔屓がトップになって欲しいと思う性質ではありませんが、宝塚における娘役は本当に添え物的な存在であることがデフォなので、
特に芝居で魅力的な役にありつく為には、娘1の座が不可欠です。
遠野さんは実力や存在感、組内のバランス等により2番手時代も役に恵まれた感がありましたが。
それは遠野さんだったからこそと思うのは贔屓目でしょうか。
娘役を長年見てきて、彼女達の報われなさ、諦観を感じ、それでも健気に頑張る娘役が愛しくてたまりません。
娘役全
2008/11/11(火) 11:42:09 | URL | かな #-[ 編集]
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2008/11/12(水) 05:05:04 | | #[ 編集]
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2008/11/15(土) 00:38:04 | | #[ 編集]
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